色々なところで発達障害児へのオイルケアのコラムをいくつか書きましたが
発達障害だけでなく
様々な困り事を抱えて苦しんでいるお子さんは沢山いらして
そんな子供たちにも是非オイルケアをお勧めしたいと思い
今回コラムを書きました
先日、アメリカに住んでいる知人と里子の話になりました
アメリアは日本に比べると里子や養子縁組のシステムがとても活発に動いているので
私の知人のところにもかわいい里子の男のこがいます
彼は生まれてから数年しかたたない人生の中で何度も親が変わり
その都度適応しようと頑張って生きてきました
その中でどのように生き抜き方を学んできたのかは分かり得ませんが
自身のフィジカル、精神等を護り、防衛するため、無意識に身に付けた、あるいは育てた感覚があり
それは里親にとっては時には厄介で時には悲しいものであったりもします
里親はどうにか彼の中に育ったネガティブな感覚を癒し、本当の信頼関係を築きたいと考えていました
専門家の意見や指導も参考にしつつ、自分の感覚も大切にしながら
言葉やハグやキス、愛に基づく行い等、出来る限りの努力はしていても
仕事もあるし日常起きる問題は彼のことだけではない
時間がかかることは承知の上であるけれど
他に何かできることはないだろうか
そんな事を考えていた彼女に
一つのツールとしてオイルケアを勧めました
アーユルヴェーダでは生まれたばかりの赤ちゃんからオイルケアを行います
母親が、祖母が、赤ちゃんにオイルマッサージをする行為は
オイルを与える=愛を与える
同じ言葉で表現されます
アーユルヴェーダでは皮膚は精神と非常に関係の深い器官だといいます
ですから皮膚を通して精神を癒すことが可能です
そしてオイルは、精神の不安や緊張を緩和させ、心身に深く浸透して癒す効果があり
人と人の信頼関係を深めることのできる神秘的とも思える媒体となります。
私がオイルケアを実践している施設でも、初めましてのお子さんと指導員が
オイルマッサージをきっかけに打ち解けて仲良くなったとうことがあります
言葉だけでは不足してしまう思いや心の交流を
オイルを通して実践してみると
理屈ではない部分でお互いの安らぎのようなものを感じ合え
満足感、充足感が湧いてくると思います
この里親と里子君の間にも
深いつばがりが生まれてくれるといいなと思います
ゆっくり育んだものは早急に壊れません
焦らずゆっくり積み上げていく喜びを感じながら
続けていってほしいなと思っています〇
オイルケアの方法
こちらで簡単に紹介しています
http://www.chait-lalata.com/blog/95c691a4607