今回は重症心身障害児のお子さんへのケアの記録を載せさせていただきます
これは、以前私が教員をしていた頃の先輩教師とその担任のお子さん・ご家族に協力いただいたときの記録です
【Aちゃん(脳性まひ)アーユルヴェーダオイルケア施術の記録】
≪困っていること(主訴)≫
睡眠リズムの乱れ(主には昼夜逆転) 呼吸状態 発作 体全体の緊張
≪記録≫
初回
☆自宅にて足のオイルマッサージ。足湯
・施術中は母親からみても教師から見てもきもちがよさそう。
・教師から見て体の力が抜けている。
・朝まで寝ない日が続いていたが、この日深夜1時には眠る。
・発作も少なく翌日すっきりと11時くらいには目覚める。
・翌日の定期受診で調子が良いと言われる。
2、3回目
☆足のオイルマッサージ(足首より先)・足湯
・母、教師ともに気持ちよさそうだと感じる。
4回目
☆手首から先のマッサージ
☆足のマッサージ(足首より先)
・手首から先のマッサージを初めて行ったが、肩の方まで全体的に緩んだ。
5回目
☆足のオイルマッサージ(足首より先)足湯
☆手のオイルマッサージ(手頸より先)
・足の色が赤くいい色になった。血行が良くなったように見える。
・手のオイルマッサージにより、明らかに肩まわりがほぐれる。
前に出て、あがっていた肩甲骨が緩んでもとの位置に戻る。
この影響で呼吸も楽になっているようだ。
・手に力が入り、握りがちだった手が、オイルマッサージをしていると
力が抜け、長い時間手を開いた状態でいることができる。
・父親が見ていて気持ちよさそうだという。
今回はAちゃんの記録を紹介しましたが
他の実践していただいたお子さんたちについても
発作や緊張、睡眠等において緩和につながったという報告をいただきました
アーユルヴェーダのオイルケアは私たちの生命力を底上げしてくれる力があります
ヴァータという風のエネルギーは過剰になると
老化を促進し、体力を奪い、神経系に悪影響を与え、精神を不安定にしますが
オイルケアによってそれを予防、緩和することが出来ます
健常児者にとってもオイルケアは大事ですが
障害を持ったお子さん達には少しでも楽に日々が送れるように
よりヴァータのケアを施してあげたいなと感じています