アーユルヴェーダを勉強すると
生理的な衝動を抑えてはいけないと学ぶので
眠気や排せつ、空腹、喉の渇き、、など
13個ある生理的衝動をなるべく抑制しないようにと
気を付けている方も多いでしょう
そして
それとは反対に「抑えるべき衝動」もあります
貪欲、悲しみ、恐怖、怒り、虚栄心、妬み、執着、他人の所有物を欲する、、、
時機をわきまえない言葉を今にも口に出しそうになっても言語的衝動を抑えなけれなばらない
などなど
沢山の衝動を挙げ、抑制するよう古典書には記されています
衝動を抑えるというのはつまり
これらを無にしましょうという不可能なことを言っているのではなく
既に標準装備されてしまっているこれらを上手くコントロールできるように日々こころがけましょうということですね
これらの衝動を抑制することは自分の身を護るだけでなく
社会の混乱や、他者の心身を脅かさないことにもつながり
さすが個と公と全ての健康を説くアーユルヴェーダですね
逆に
抑制できなかったときには
社会を混乱させ、他人の心や体の健全さを脅かすという
アダルマ(宇宙の秩序を乱す行為)であり悪いカルマになってしまいますね
未知の感染症におびえる昨今
恐怖や怒り、虚栄心から発せられる言葉や
時機をわきまえない言葉を
自分も他者も、無意識に沢山発している気がします
自分の発する言葉がどんな発想や感情から生まれた言葉なのか
考えると
自分の心の状態を観察でき
自分がこの社会の影響をどんなふうに受けているのか
見えてくる気がします
言霊の力が増していく時代だとも言われています
心や口に生んだ言葉が
今後の自分の幸・不幸を暗示してしまう。。
ネガティブな言葉に気が付いたら
こういった社会に身を置き、頑張る自分を労い、慈しみ、愛して
麗しい言葉を紡いでいけるよう
癒していきたいですね