腸が第二の脳
と言われはじめたときに
アーユルヴェーディックな話だと
関係者と話していたのを覚えています
アーユルヴェーダは
病は胃腸で発生すると考えています
全ての病がです
例えば、腸
腸はアーユルヴェーダではヴァータの座ですが
「太陽がすべてのものに影響するように、腸のヴァータ治療はすべてに影響する」
と言い、腸のヴァータをよくすることが全身の健康を維持することだと語っていますし
また
チャラカ(古典書)はこうも言っています
「病は腸(v)に発生するか胃(K.P)に発生するかの2種類である」
そこで発生した病が
胃腸以外の場所(スロータスの弱くなっているところ)に定着するということなのです
それくらい胃腸は私たちの生命活動のカギをにぎっています
ですから、胃腸の働きを順調にするようケアすることは
病の予防にも、健康度をあげて体を若返らせるためにも
欠かせません
それには
アグニ(消化力)のケアを習慣化する必要があります
食べ方に気を付けることや(腹八分目など)
消化力をよくするものをとる(生姜やコショウ、ギーなど)
定期的に運動する
等々ですが
日本人の大好きな発酵食品をとることも
有益ですし
アーユルヴェーダのケアですっかり有名になった
白湯を頻繁にとるのも
非常に良い習慣です
ただ、朝一番だけは白湯でなく
「水」
を飲むようにと、アシュタンガサングラハ(古典書)では言っています
朝640ccの水を飲むことで
アグニの強化になるので
朝一だけは常温の水を飲みましょう
この朝一番の水は
大腸を刺激して腸のクリアリングにも有効ですし
様々な病気の予防になることが記されています
病気の人も健康な人も
長い間、大腸に便をとどまらせていることは
腸の健康を害することになります
本格的な浣腸療法などは手が出しにくいですが
朝、水を飲むことはすぐにできることなので
是非実践してみてください